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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、18日、キリンホールディングス株式会社(以下「キリン」)との間で、融資金額300億円(JBIC分)の貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社みずほ銀行との協調融資により実施するもので、協調融資総額は500億円です。
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本件は、キリンが、豪州法人Blackmores Limited(以下「Blackmores」)を買収するために必要な資金の一部を融資するものです。
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キリンは、ヘルスサイエンス領域を次世代の成長の柱と位置づけ、「2022年‐2024年中期経営計画」の中で、「プラズマ乳酸菌*1」の認知度と売上の拡大及びM&Aを通じた事業規模拡大を掲げています。キリンは、アジア太平洋地域において、サプリメント等の健康食品の製造・販売を行うBlackmoresの買収を通じて、「プラズマ乳酸菌」をはじめとするキリン独自の高機能素材を活用した商品のグローバル展開を目指しています。本融資は、こうしたキリンの海外事業展開を支援するものであり、日本企業による海外でのM&Aに必要な資金を供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aを積極的に支援し、その海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 免疫細胞の司令塔とされる「プラズマサイトイド樹状細胞(pDC)」に働きかけ、免疫機能の維持強化に寄与する乳酸菌。キリンが2010年に発見。