地球環境保全業務の下でのトルコ開発投資銀行に対する第4次クレジットラインの設定
トルコ共和国における再生可能エネルギー事業及びエネルギー効率化事業を支援

• 地域: 中東
• インフラ
• 環境
• 事業開発等金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：林 信光）は、21日、トルコ共和国（以下「トルコ」）の政府系金融機関であるトルコ開発投資銀行（Türkiye Kalkınma ve Yatırım Bankası A.Ş.、以下「TKYB」）との間で、総額200百万米ドル（うちJBIC融資分120百万米ドル）を限度とするクレジットラインを設定しました。本件は、株式会社三菱UFＪ銀行、株式会社りそな銀行との協調融資により実施するものです。またJBICは、民間金融機関の融資部分に対し、保証を提供します。
     
2. 本クレジットラインは、地球環境保全業務（通称「GREEN」）^*1の一環として、トルコにおける再生可能エネルギー事業及びエネルギー効率化事業に必要な資金をTKYBを通じて融資するものです。^*2
     
3. トルコ政府は、2021年10月に地球温暖化対策の国際的枠組みであるパリ協定を批准したことに伴い、再生可能エネルギー源の開発やエネルギー消費の効率化に関する各種政策を掲げ、エネルギー自給率の向上及び経常赤字の改善を進めています。TKYBは、トルコ国庫財務省がその株式の約99%を保有する政策金融機関であり、トルコの持続可能な発展に向け、再生可能エネルギー事業及びエネルギー効率化事業に係る支援にも積極的に取り組んでいます。本件は、脱炭素化を図る産業のエネルギー効率化事業をより幅広く支援することを通じて、トルコ政府及びTKYBの取り組みに貢献するものです。
     
4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、海外の政府系金融機関や地域金融機関を含む民間金融機関と連携しつつ、様々な金融手法を活用した案件形成や、リスクテイク機能等を通じ、地球環境保全に向けた取り組みを金融面から支援していきます。
     

注釈

1. *1 
   2018年7月2日付お知らせをご覧ください。
2. *2 
   同銀行向けのクレジットラインとしては、2013年3月、2015年3月及び2021年3月に続くものです。