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株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：林 信光）は、本日、日産自動車株式会社（以下「日産」）のメキシコ合衆国（以下「メキシコ」）法人NR Finance Mexico, S.A. de C.V.（以下「NRFM」）との間で、融資金額900百万米ドル（JBIC分）を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、メキシコ法人Banco Mercantil del Norte, S.A.等の民間金融機関との協調融資により実施するものであり、協調融資総額は1,640百万米ドルです。
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本件は、NRFMがメキシコにおいて実施する日産ブランド車を対象とした自動車販売金融事業に必要な資金を融資するものです。
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メキシコは、2022年の国内自動車販売台数が約109万台となり、市場規模は世界第12位となりました。同国において高いプレゼンスを示す日本の自動車メーカーにとって、メキシコは米州への生産輸出拠点のみならず、自動車販売市場としても重要な位置付けとなっています。メキシコの自動車市場においては、購入時の販売金融の利用率が高く、販売促進及びシェア拡大を図る観点で、自動車販売金融が各自動車メーカーの事業戦略上重要なツールとなっています。
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本融資は、日産の海外事業展開において必要な自動車販売金融事業への支援を通じて、日本の自動車産業のサプライチェーン強靱化及び国際競争力の維持・向上に寄与するものです。また、日産は同社のサステナビリティ戦略に基づき、メキシコにおける電動車の普及を目指しており、本融資はこうした同社の取り組みにも貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、日本の産業のサプライチェーン強靱化に向けた取り組み及び日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。