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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、本日、東京で開催された日・ウクライナ経済復興推進会議の機会を捉え、黒海貿易開発銀行(the Black Sea Trade and Development Bank、以下「BSTDB」、総裁:Dr. Serhat Köksal)との間で、両機関の協力強化に向けた覚書を締結しました。
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BSTDBは、黒海周辺の加盟国間*1の協力推進及び域内の経済発展を目的として設立された国際金融機関です。同行は、発電・交通等の分野におけるウクライナを含む黒海周辺国向けの融資実績を有しており、他の公的機関と連携してウクライナの経済復興を支援していくことを表明しています。
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本覚書は、ウクライナの復興に資するビジネス活動の促進や、ウクライナ及びその周辺国における農業・食糧・交通・ロジスティクス・デジタル・医療分野等の案件並びにBSTDB加盟国内における再生可能エネルギー案件を中心とした気候変動緩和に資する案件組成等の推進に向け、両機関の協力強化を図るものです。また、本覚書は、BSTDBとの間で、これらの分野を対象に、BSTDBに対する最大150百万米ドルのクレジットライン設定に向け協議を進めることも目的としています。
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JBICは、G7各国及び国際機関と連携しウクライナ投資プラットフォームに参画*2する等、ウクライナ及びその周辺国の支援に取り組んでおり、今後も、日本の公的金融機関として、こうした国際金融機関とも緊密に連携し、ウクライナの復興支援に取り組んでいきます。
注釈
- *1
2024年2月19日時点で11カ国が加盟。
- *2
2023年6月22日付プレスリリースをご覧ください。