- 地域: アジア
- インフラ
- 環境
- 事業開発等金融
-
株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、26日、インド法人NTPC Renewable Energy Limited(以下「NTPC RE」)との間で、融資総額150億円(うちJBIC融資分90億円)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三井住友銀行及び株式会社福岡銀行との協調融資により実施するものです。また、JBICは、民間金融機関の融資部分に対し、保証を提供します。
-
NTPC REは、インド国営火力発電公社NTPC Limited傘下の企業であり、再生可能エネルギー発電事業を手掛けています。本件は、地球環境保全業務(通称「GREEN」)*1の一環として、インドの再生可能エネルギー発電事業に必要な資金をNTPC REに対して融資するものです。
-
インド政府は、2021年8月の独立記念日に2047年までの「エネルギーの自立」を、2021年11月開催のCOP26においては「2070年カーボンニュートラル」を宣言した他、パリ協定に基づく気候変動対策計画である「Nationally Determined Contributions(NDC)」においては2030年までに必要電力の50%を非化石燃料由来とする目標を掲げ、再生可能エネルギーの導入やEVの普及促進等、気候変動対策を推進しています。
-
NTPC REは、インド政府の掲げるカーボンニュートラルの達成に向け、再生可能エネルギー発電事業を推進しています。JBICは本融資を通じて、インド政府及びNTPC REが進める地球環境保全に貢献する取り組みを支援します。
-
JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、地球環境保全に向けた取り組みを金融面から支援していきます。
注釈
- *1
2018年7月2日付お知らせをご参照ください。