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株式会社ツムラの中華人民共和国法人が実施する漢方薬の中間製品となるエキス粉末の製造事業に対する融資
日本の医薬品メーカーのサプライチェーン強靱化に資する海外事業展開を支援

  • 地域: アジア
  • 一般製造業・サービス業
  • 投資金融
2024年8月27日
  1. 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、26日、株式会社ツムラ(代表取締役社長CEO:加藤照和、以下「ツムラ」)との間で、融資金額約86億円(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱UFJ銀行及び株式会社三井住友銀行との協調融資により実施するもので、協調融資総額は約143億円です。
      
  2. 本件は、ツムラの中華人民共和国法人天津津村製薬有限公司(以下「天津津村」)が実施する漢方薬製造に不可欠な中間製品であるエキス粉末*1の製造事業に必要な資金を融資するものです。
      
  3. ツムラは、中期経営計画 2024(2022 年度~2024 年度)において、今後も需要の伸長が見込まれる漢方薬の販売拡大に向けて、生産・販売能力の確保に必要な成長投資を行う方針を掲げています。こうした中、ツムラはサプライチェーンの中枢を担う天津津村の工場を増設することで、原料調達力及びエキス粉末の製造能力のさらなる強化を通じた生産能力の増強を目指しています。本融資は、ツムラのこうした海外事業展開への支援を通じて、日本の産業のサプライチェーン強靱化及び国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
      
  4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
      
注釈
  1. *1 
    漢方薬の原料である生薬から成分を抽出した液を分離・濃縮した上で、乾燥させ粉状にしたものを指します。

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