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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、本日、丸紅株式会社およびシンガポール共和国(以下「シンガポール」)法人Singapore Technologies Engineering Ltdが出資するシンガポール法人Total Engine Asset Management Pte. Ltd.(以下「TEAM」)との間で、融資金額75百万米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、民間金融機関*1との協調融資により実施するもので、協調融資総額は155百万米ドルです。
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本件は、TEAMが実施する航空機エンジンリース事業に必要な航空機スペアエンジンの購入資金を融資するものです。
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TEAMは、シンガポールに拠点を置く航空機エンジンリース会社であり、2024年12月末時点で88基の航空機エンジンを保有・管理しています。TEAMは、保有・管理エンジン数、特に燃費性能の優れた新型エンジン数のさらなる拡大を通じて、同社の航空機エンジンリース事業における競争優位性を確保し、収益機会の拡大を図っています。本融資は、このようなTEAMの取り組みを金融面から支援するものであり、日本の航空機エンジンリース事業の国際競争力の維持・向上および航空機エンジンのサプライチェーン強靱化に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 株式会社みずほ銀行、台湾銀行、第一商業銀行、台湾中小企業銀行