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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、本日、エス・ケイ・ホールディングス株式会社(本社:大阪府、代表取締役:金石 祥甫、以下「エスケイHD」)のタイ王国(以下「タイ」)法人S.K. ASIA CO., LTD.(以下「SKA」)との間で、融資金額21百万タイ・バーツ(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社りそな銀行との協調により実施するもので、協調融資総額は30百万タイ・バーツです。
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本件は、SKAが実施する産業用機械の販売・修理事業に必要な資金を融資するものです*1。
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エスケイHDの中核会社である株式会社エス・ケイ・カンパニーは、1994年設立の中小企業であり、主にプラスチック射出成形機等の産業用機械の輸出入、国内販売、修理・メンテナンス事業を手掛けています。また2008年には、タイの拠点としてSKAを設立しました。近年、アジア地域におけるプラスチック市場は、経済成長や都市化の進展、消費財需要の増加を背景に急速に拡大しています。こうした中、SKAは東南アジアにとどまらず、アジア全域へも販路を拡大しようとしています。
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本融資は、エスケイHDの海外事業展開を支援することで、日本の製造業の海外展開を支える産業用機械のグローバルバリューチェーンが整備されることにより、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献します。また、日本企業によるアジア地域における販路拡大を支援することにより、産業用機械のサプライチェーン強靱化に資するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした現地通貨建て資金ニーズへの対応等を通じ、アジア等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1
同社向けの融資としては、2021年6月30日付プレスリリースの融資に続くものです。