ベトナムにおいて日本企業が実施するプラスチック製機械部品の製造・販売事業に対する融資
中堅・中小企業の海外事業展開を地域金融機関と連携して支援

• 地域: アジア
• 一般製造業・サービス業
• 中堅・中小企業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：林 信光）は、本日、株式会社アライ（本社：滋賀県、代表取締役：新井 之尚、以下「アライ」）のベトナム社会主義共和国（以下「ベトナム」）法人ARAI VIETNAM CO., LTD（以下「AVC」）との間で、融資金額70百万円（JBIC分）を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社滋賀銀行との協調融資により実施するものであり、協調融資総額は100百万円です。
     
2. 本件は、AVCがベトナムのハナム省で行うプラスチック製機械部品の製造・販売事業に必要な資金を融資するものであり、生産設備の増設に充てられます^*1。
     
3. アライは、主に電化製品に用いるプラスチック製部品の製造・販売を行う、1969年創業の中小企業です。金型製造から組立・輸送までの一貫生産体制を構築し、迅速かつ高品質な部品提供を実現してきました。東南アジア市場における消費財の需要増加に対応するため、同社は2011年に初の海外生産拠点となるAVCを設立しており、今次増設を通じ、取引先の多様化による販売拡大を目指しています。
     
4. 本融資は、アライの海外事業展開を支援することにより、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するとともに、ベトナムにおいて電化製品製造業を展開する日本企業によるサプライチェーンの強靱化にも資するものです。
     
5. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、地域金融機関と連携しつつ、東南アジア等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を、金融面から支援していきます。
     

注釈

1. *1 
   同社向けの融資としては、2019年7月30日付プレスリリースの融資に続くものです。