株式会社ジー・コミュニケーションによるシンガポール法人の買収資金を融資
中堅・中小企業による海外M&Aを支援

• 地域: アジア
• 一般製造業・サービス業
• 中堅・中小企業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：林 信光）は、今般^*1、株式会社ジー・コミュニケーション（本社：愛知県、代表取締役社長：稲角 好宣、以下「ジー・コミュニケーション」）との間で、融資金額320百万円（JBIC分）の貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社関西みらい銀行との協調融資により実施するものであり、協調融資総額は460百万円です。
     
2. 本件は、ジー・コミュニケーションがシンガポール法人DALLAS MBS PTE. LTD.（以下「DMBS」）の株式を取得するために必要な資金を融資するものです。
     
3. ジー・コミュニケーションは、1997年に設立された、飲食事業を行う中小企業です。同社は、株式会社焼肉坂井ホールディングスを中核とするグループの持株会社であり、同グループは日本食の飲食ブランドを複数保有しています。ジー・コミュニケーションは、海外での事業拡大を図るため、今般、シンガポールで飲食事業を運営しているDMBSを買収しました。今後は、DMBSが持つノウハウを活用し、継続的な経済成長が見込まれるシンガポールを含む東南アジア地域における事業の拡大を目指しています。
     
4. 本融資は、こうしたジー・コミュニケーションの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
     
5. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、地域金融機関と連携し、東南アジア等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
     

注釈

1. *1 
   本契約は11月28日に締結済みですが、本日プレスリリースを行うものです。