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日本企業のインフラ技術を活かした一挙両得の「廃棄物発電」事業とは?

JBIC「グローバルサウス」プロジェクト7選

廃棄物の埋め立て用地の逼迫と、火力発電への依存という2つの課題を抱えていたドバイ。そこへ提供した「廃棄物処理・発電」というソリューションについて、担当した武内香奈枝さんが語った。

プロジェクト7、ドバイの廃棄物処理・発電事業プロジェクトファイナンス プロジェクト7、ドバイの廃棄物処理・発電事業プロジェクトファイナンス

ドバイ初となるワルサン廃棄物処理・発電プラント

ワルサン地区に世界最大規模の工場。建設から運営、売電までを担う

日本と異なり、世界では廃棄物の埋め立て処分が一般的だ。アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ首長国でも廃棄物のほとんどは埋め立てられ、用地の逼迫が深刻化する懸念があった。また同首長国はガス火力発電への依存度が高く、電源構成を多様化させたいというニーズが高い。

これらの課題を解決できるのが「廃棄物発電・処理」のソリューション。「プロジェクトの主軸を担う伊藤忠商事と日立造船(現カナデビア)は、どちらも海外での廃棄物処理・発電で豊富な実績を持ちます。日本の優れたインフラ技術の海外展開支援を目指すJBICとしても大変意義深く、今後のメルクマールとなる事例だと思います」と、JBIC社会インフラ部第4ユニットで契約を担当した武内香奈枝さんは言う。

2021年3月、融資金額4億5200万ドル(JBIC分)を限度とするプロジェクトファイナンスによる貸付契約が締結された。同首長国ワルサン地区に建設される世界最大規模の廃棄物処理・発電プラントが対象で、建設から運営、維持管理、売電までを担う。ドバイの廃棄物全体の実に45%相当を処理できるようになる。

「収集されるゴミの量は十分か、分別されて焼却処分に適したゴミの質が担保されているかなどが電力供給の安定性を左右し、事業の収益性にも影響します」と武内さん。そうした事業リスクも見極めながら、グローバルサウス支援がまたひとつ、推し進められている。


JBIC 社会インフラ部 第4ユニット 調査役(当時) 武内香奈枝さんの画像

PROFILE

JBIC 社会インフラ部 第4ユニット 調査役(当時) 武内香奈枝さんの画像

JBIC 社会インフラ部
第4ユニット 調査役(当時)

武内香奈枝(たけうち・かなえ)さん

2010年入行。自動車・石油化学セクター向け案件組成や海外駐在等を経て、現在は電力・社会インフラ向け融資を担う。東京大学経済学部卒業

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