- 地域: 中南米
- その他
- 保証
2010年10月25日
- 国際協力銀行(JBIC、経営責任者:渡辺 博史)*1は、本日、メキシコ合衆国政府が日本で発行する円建て外債(サムライ債)*2に対する保証に関する諸契約に調印しました。本債券は、総額1,500億円の私募債形式の円建て債券であり、JBICはその元本全額及び利息の一部を保証します。本債券の発行には、アレンジャーとして野村證券株式会社、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社及びみずほ証券株式会社、債券の管理者として株式会社みずほコーポレート銀行が参画しています。
- JBICは、本年10月20日、メキシコ政府との間で、JBICの「サムライ債発行支援ファシリティ(Guarantee and Acquisition toward Tokyo market Enhancement(GATE)」*3に基づく、総額最大1,500億円の保証枠設定にかかるフレームワーク契約を締結*4しており、今回の発行は、本フレームワーク契約に基づく、GATE第1号の保証供与となります。
- 本件は、「国際競争力の維持及び向上」の一環として、JBICの保証による信用補完を通じて、海外発行体による東京市場でのサムライ債発行を支援することにより、日本の投資家に幅広い投資機会を提供し、サムライ債市場の活性化に貢献することが期待されます。又、メキシコ政府の資金調達先の多様化を支援するものであり、同国経済の安定化に寄与することが期待されます。
- JBICは、今後もGATEを活用し、東京市場での諸外国の政府・政府機関のサムライ債の発行を支援していく方針です。
注釈
- *1 国際協力銀行(JBIC)は、株式会社日本政策金融公庫(総裁:安居 祥策)の国際部門です。
- *2 サムライ債は、海外の国や企業といった外国の発行体が日本国内市場で発行する円建て債券のことです。
- *3 2010年4月15日付けプレスリリースをご参照下さい。
- *4 2010年10月20日付けプレスリリースをご参照下さい。