米国法人との合弁事業実施のための日本企業の出資資金等に対する融資について
海外展開支援融資ファシリティの一環として、日本企業の海外M&Aを支援

• 地域: 北米
• 一般製造業・サービス業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：渡辺　博史）は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」^*1の一環として、株式会社みずほ銀行、三井住友信託銀行株式会社、株式会社横浜銀行、株式会社静岡銀行、株式会社千葉銀行の各民間金融機関(以下「各民間金融機関」)との間で、東京センチュリーリース株式会社（以下「東京センチュリーリース」）が米国法人CIT Group Inc. （以下「CIT」）と共に航空機リースの合弁事業を行うための出資資金及び融資資金の一部に係る貸付契約を締結しました。
    
2. 本件は、JBICが各民間金融機関との間でそれぞれ締結済のM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、各民間金融機関を通じて融資を行うものです。
    
3. CITは世界有数の航空機リース会社として30年以上業界を牽引してきた経験があり、グローバルに幅広い顧客層を有しており、強固なマーケティング力に加え、高度な機体管理のノウハウを持っています。東京センチュリーリースは本合弁事業を通し、LCC（Low Cost Carrier）の成長やアジアを中心とする旅客の伸長による高い成長が今後も期待されている航空機リースマーケットにおいて、CITのノウハウ及び顧客層を取り込むことで、グローバル市場での航空機関連ビジネスを拡大することを企図しています。
    
4. 本融資は、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を本邦金融機関と連携して機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
    
5. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aへの支援を行っていきます。

注釈

1. *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。