- 地域: 中東
- 環境
- 事業開発等金融
2015年3月30日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、27日、トルコ共和国(以下「トルコ」)の開発・投資銀行であるトルコ産業開発銀行(Türkiye Sınai Kalkınma Bankası A.Ş.、以下「TSKB」)との間で、融資総額150百万米ドル(うちJBIC融資分75百万米ドル)を限度とするクレジットライン(事業開発等金融に基づく与信枠)設定に係る貸付契約を締結しました。本クレジットラインは、株式会社みずほ銀行(幹事行)との協調融資であり、同行の融資部分の一部をJBICが保証します。
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本クレジットラインは、地球環境保全業務(通称「GREEN」)*1の下で、トルコにおける再生可能エネルギー及びエネルギー効率化事業に必要な資金をTSKBを通じて融資するものです。
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TSKBは、民間資本の開発・投資銀行でありながら、資本市場の育成や民間セクターに対する中長期ファイナンスの提供等、トルコ国内において政策金融の役割を担っており、他の地場金融機関に先駆け、1980年代より再生可能エネルギーの導入促進やエネルギー効率化などの地球環境保全への取り組みを進めてきております。
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トルコ政府はエネルギー自給率の向上を重要な政策課題に掲げており、再生可能エネルギー源の開発やエネルギー消費の効率化に注力する方針を定めています。本件は、こうしたトルコ政府の取り組みを後押しするとともに、国際的に高く評価されている日本の先進的な環境技術を同国に普及する一助となることも期待されています。これは、2013年11月に発表された「ACE:Actions for Cool Earth」(攻めの地球温暖化外交戦略)にも合致するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした海外の政府や金融機関などとも連携しつつ、様々な金融手法を活かした案件形成や、リスクテイク機能等を通じ、地球環境保全に向けた取り組みを金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2010年4月1日付お知らせをご参照下さい。