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インド法人TAKSHASILA HOSPITALS OPERATING PRIVATE LIMITEDに対する出資
海外展開支援出資ファシリティの一環として、日本企業による医療事業の海外展開を現地通貨建て出資により支援

  • 地域: アジア
  • 一般機械・設備
  • 出資

2014年6月5日
  1. 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、4日、「海外展開支援出資ファシリティ」*1の一環として、セコム株式会社、セコム医療システム株式会社(以下「セコム医療システム」)、豊田通商株式会社(以下「豊田通商」)、インド法人VSK Holdings Private Limited(以下「VSK」)*2及びインド法人TAKSHASILA HOSPITALS OPERATING PRIVATE LIMITED(以下「THO」)等との間で、JBICによる630百万ルピーのTHOの優先株式取得に関する株主間契約を締結しました。
     
  2. 本件は、セコム医療システム、豊田通商及びVSKが2012年4月にインド南部の都市バンガロールに設立した合弁会社THOを通じて行う私立総合病院SAKRA World Hospital*3の運営事業を支援するものです。
     
  3. セコム医療システムは、日本国内で病院運営支援等の医療サービス事業を展開していますが、今後、新興国を中心に海外で高度な医療サービスへの需要の増加が見込まれる中、積極的な海外展開を企図しています。豊田通商も医療事業、医薬品を推進する専門部署を新設する等、医療関連事業を強化しています。本件は、インドで初めて行われる日本企業による総合病院運営事業であり、JBICが出資機能を活用して現地通貨によるリスクマネーの供給を行うことで、日本企業の海外事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。また、本件を通じて、医療設備の充実等による現地の医療サービスの質の向上に貢献することが期待されています。さらに、本件は、日本の医療技術・サービスの国際展開を支援するものであり、日本政府の政策(「健康・医療戦略」)を踏まえたものです。
     
  4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした現地通貨建て資金ニーズへの対応や、出資機能を含む多様な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業の海外事業展開を支援していきます。
注釈
  1. *1 2013年2月26日付お知らせをご参照下さい。
  2. *2 VSKはインド財閥Kirloskarグループ傘下の企業です。
  3. *3 SAKRA病院は、バンガロールに2014年3月に開院し、脳神経センター、心臓センターをはじめとする6つのコアセンターと、内科、耳鼻咽喉科、放射線科、リウマチ科、麻酔科、内分泌・糖尿病科、眼科、精神科、皮膚科、呼吸器科、救急外来などの17診療科を持つ総合病院です。

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