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2014年9月24日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、カイハラ株式会社(本社:広島県、代表取締役社長:貝原 護、以下「カイハラ」)との間で、融資金額37百万米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社広島銀行、株式会社三菱東京UFJ銀行及び株式会社商工組合中央金庫との協調融資によるもので、協調融資総額は58百万米ドル相当です。
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本件は、カイハラが子会社であるタイ王国(以下「タイ」)法人KAIHARA (THAILAND) CO., LTD.(以下「KTC」)を設立し、デニム生地の製造・販売事業を行うために必要な資金をカイハラに対して融資するものです。
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カイハラは、1893年創業のデニム生地の製造・販売を行う中小企業者です。原綿の紡績から染色、織布、整理加工までを一貫して行う体制を確立しており、特に創業当初より培われた藍染技術は世界から高く評価され、国内外のアパレルメーカー向けに品質の高いデニム生地を供給する国内最大のデニム生地メーカーです。経済成長や人口増加に伴い新興国を中心に世界のデニム市場の堅調な拡大が見込まれる中、カイハラは、2014年3月に初の海外拠点となるKTCを設立することで、更なる市場シェアの拡大を企図しています。本融資は、こうしたカイハラの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、タイ等の成長市場における、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。