- 地域: 北米
- 一般製造業・サービス業
- 投資金融
2014年12月1日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、株式会社三菱東京UFJ銀行(以下「BTMU」)及び株式会社みずほ銀行(以下「MHBK」)との間で、日立金属株式会社(以下「日立金属」)による米国法人Waupaca Foundry Holdings, Inc.(以下「Waupaca Holdings」)の買収に必要な資金の一部に係る貸付契約を締結しました。
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本件は、JBICがBTMU及びMHBKとの間でそれぞれ締結済のM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、両行を通じて融資を行うものです。(買収金額約13億米ドルに対し、JBIC融資承諾額計650百万米ドル限度)。
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Waupaca Holdingsは、米国ウィスコンシン州を本拠地とし、米国に6工場を有する世界最大の鉄鋳物サプライヤーであるWaupaca Foundry, Inc.(以下「Waupaca」)の持株会社です。Waupacaは北米市場において車両向け鉄鋳物の製造・販売事業を展開しており、自動車用ブレーキ部品を中心に、産業機械、農業機械及び建設機械等、幅広い分野に製品を供給しています。日立金属は本買収を通じ、今後新興国での自動車需要に牽引され継続的な拡大が見込まれるグローバルな車両向け鉄鋳物市場において、Waupacaが有する世界最大の生産規模、幅広い事業領域及び強固な顧客基盤を取り込むことで、グローバル市場での競争優位性を確保できる事業基盤を獲得し、持続的な成長を企図しております。
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本融資は、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を本邦金融機関と連携して機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aへの支援を行っていきます。
注釈
- *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。