- 地域: アジア
- 環境
- 一般製造業・サービス業
- 中堅・中小企業
- 投資金融
-
株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、2月29日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、日本リファイン株式会社(本社:岐阜県、代表取締役社長:川瀬 泰人、以下「日本リファイン」)との間で、融資金額5,600千米ドル(JBIC分)及び1,050百万円限度(JBIC分)の貸付契約を2件締結しました。本融資は、株式会社三菱東京UFJ銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は8,000千米ドル及び1,500百万円です。
-
本件は、日本リファインの中華人民共和国(以下「中国」)法人合肥利发茵化工有限公司(以下「合肥利发茵」)が中国の合肥市で行う有機溶剤等の精製・販売事業に必要な資金を融資するものです。
-
日本リファインは、使用済み有機溶剤等の精製・リサイクル事業及び環境機器のエンジニアリング事業を行う中小企業です。環境意識の高まりから溶剤リサイクルの需要が拡大する中国において、日本リファインは2015年2月に新たな拠点として合肥利发茵を設立しました。日本リファインは、合肥利发茵を通じて新たな生産拠点を確保することで、中国での更なる市場開拓を企図しています。本融資は、こうした日本リファインの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
-
JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、中国等の市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。