中華人民共和国において日本企業が実施するプラスチックマグネットの製造・販売事業に対する融資
海外展開支援融資ファシリティの一環として、中堅・中小企業の海外事業展開を支援

• 地域: アジア
• 一般製造業・サービス業
• 中堅・中小企業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：渡辺　博史）は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」^*1の一環として、株式会社ハヤシテクノ（本社：長野県、代表取締役社長：林　史章、以下「ハヤシテクノ」）の中華人民共和国（以下「中国」）法人Hayashi Plastic Magnet Technology (Kunshan) Limited （以下「HTKS」）との間で、融資金額175千米ドル（JBIC分）を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社長野銀行との初の協調融資によるものです。
    
2. 本件は、HTKSが中国の江蘇省昆山市において実施する、プラスチックマグネットの製造・販売事業に必要な資金を融資するものであり、工場設備の増設に充てられるものです。
    
3. ハヤシテクノは、空調や自動車関連部品に用いられるプラスチックマグネット及びプラスチック成形加工品の製造・販売事業を行う中小企業であり、経済成長等を背景に空調に対する需要拡大が見込まれる中国において、HTKSを通じた事業拡大を企図しています。本融資は、こうしたハヤシテクノの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
    
4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、中国等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。

注釈

1. *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。