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2015年9月25日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、テンタック株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:芳賀 純一、以下「テンタック」)との間で、融資金額計3,920千米ドル(JBIC分)の貸付契約を2件締結しました。本融資は、株式会社三菱東京UFJ銀行との協調融資によるものです。
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本件は、テンタックの中華人民共和国(以下「中国」)法人上海天徳商標有限公司(以下「天徳」)が中国の上海市で行う衣料品用ラベル等の製造・販売事業に必要な資金を融資するものであり、工場の追加設備投資に充てられるものです。
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テンタックは、衣料品用ラベル等の製造・販売を行う中小企業であり、中国における日系衣料品小売業者等の事業拡大を背景に、1994年10月に中国に天徳を設立しました。今般、テンタックは天徳の生産能力を増強し、Radio Frequency Identification (RFID) *2の量産を開始することで、更なる事業拡大を企図しています。本融資は、こうしたテンタックの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、中国等の市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。
- *2 無線チップが埋め込まれたタグ。バーコードでは一つ一つのタグのスキャンが必要であるのに対し、RFIDでは電波の届く範囲内で複数のタグの一括読み取りが可能。