- 地域: アジア
- 一般製造業・サービス業
- 中堅・中小企業
- 投資金融
2015年9月30日
-
株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、株式会社エポック社(本社:東京都、代表取締役社長:前田 道裕、以下「エポック社」)との間で融資金額1,500千米ドル(JBIC分)の貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱東京UFJ銀行との協調融資によるものです。
-
本件は、エポック社の子会社である中華人民共和国(以下「中国」)法人東莞森貝儿塑胶有限公司(以下「東莞」)が行う玩具の製造・販売事業に必要な資金をエポック社に対して融資するものであり、工場の追加設備投資に充てられるものです。
-
老舗玩具メーカーであるエポック社は、アメリカ、シンガポール、オランダ等への販売網の確立や中国の自社工場による生産体制の構築等を通じてグローバルな事業展開を推進している企業です。北米、ヨーロッパ、アジアの富裕層による玩具の需要が旺盛である中、エポック社は、中国自社工場である東莞の生産設備を増設し、多様な地域で商機を逃さずに商品を提供することで、玩具の製造・販売の更なる拡大を企図しています。本融資は、こうしたエポック社の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
-
JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。