富士電機株式会社によるアメリカ合衆国法人の事業譲受資金を融資
海外展開支援融資ファシリティの一環として、日本企業の海外M&Aを支援

• 地域: 北米
• その他
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：渡辺 博史）は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」 ^*1の一環として、株式会社りそな銀行（以下「りそな」）との間で、富士電機株式会社（以下「富士電機」）によるアメリカ合衆国（以下「米国」）法人RTS Holdings社グループ（以下「RTS」）の事業譲受のために必要な資金の一部を融資する貸付契約を締結しました。
    
2. 本件は、JBICがりそなとの間で締結済のM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、りそなを通じて融資を行うものです。
    
3. RTSは、米国を中心に火力発電プラントの蒸気タービン、発電機及び周辺機器の修理及び補修事業を展開しています。富士電機は、発電プラント事業におけるサービスの強化を重点施策の一つとしています。富士電機は、本事業譲受を通じて、RTSが持つ火力発電プラントの修理・補修技術、米国を中心としたサービス網を獲得することにより、米国における火力発電プラント事業を強化することを企図しています。
    
4. 本融資は、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を本邦金融機関と連携して機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
    
5. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aへの支援を行っていきます。

注釈

1. *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。