株式会社エヌ・ティ・ティ・データによるアメリカ合衆国法人の買収資金を融資
海外展開支援融資ファシリティの一環として、日本企業の海外M&Aを支援

• 地域: 北米
• その他
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：近藤 章）は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」^*1 の一環として、株式会社みずほ銀行（以下「MHBK」）との間で、株式会社エヌ・ティ・ティ・データ（以下「NTTデータ」）によるアメリカ合衆国（以下「米国」）法人Carlisle & Gallagher Consulting Group, Inc.（以下「CG社」）の買収に必要な資金の一部を融資する貸付契約を締結しました。
    
2. 本件は、JBICがMHBKとの間で締結済のM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、同行を通じて融資を行うものです。
    
3. CG社は米国にて金融業務に特化したコンサルティングやシステム導入サービスを提供しており、米国大手金融機関を主要顧客として事業を展開しています。NTTデータは、本買収により、CG社が持つ金融分野におけるコンサルティングのノウハウ及び米国における顧客網を獲得することで、NTTデータが強みを持つシステムインテグレーション^*2 サービスと併せたコンサルティング事業を米国において拡大し、海外事業基盤の強化に繋げることを企図しています。
    
4. 本融資は、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を本邦金融機関と連携して機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
    
5. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aへの支援を行っていきます。

注釈

1. *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。
2. *2 システムインテグレーションとは、ITシステムの企画、設計、開発、構築、導入、保守及び運用等を一貫して請け負うサービスのことです。