住友林業株式会社によるアメリカ合衆国法人の買収資金を融資
海外展開支援融資ファシリティの一環として、日本企業の海外M&Aを支援

• 地域: 北米
• その他
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：近藤 章）は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」^*1 の一環として、株式会社三井住友銀行（以下「SMBC」）との間で、住友林業株式会社（以下「住友林業」）による、Dan Ryan Buildersグループの持株会社であるアメリカ合衆国（以下「米国」）法人DRB Enterprises，LLC（以下「DRBE」）の買収に必要な資金の一部を融資する貸付契約を締結しました。
    
2. 本件は、JBICがSMBCとの間で締結済のM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、同行を通じて融資を行うものです。
    
3. DRBEは米国東部にて戸建住宅の分譲事業を行う住宅事業会社です。住友林業は海外事業を成長事業の柱の一つと位置づけ、米国においては、現在米国西部・南部にて住宅事業を展開しています。住友林業は、本買収により、首都のワシントンD.C.に加え複数の中核都市があり、今後も住宅市場の安定的な成長が見込まれる米国東海岸中南部の販売網を獲得し、米国住宅事業の更なる拡大を企図しています。
    
4. 本融資は、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を本邦金融機関と連携して機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
    
5. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aへの支援を行っていきます。

注釈

1. *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。