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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、本日、マレーシア政府が日本で発行する円建て外債(サムライ債) *1に対する保証に関する諸契約に調印しました。本債券は、総額2,000億円の私募債形式の円建て債券であり、本債券の発行には、アレンジャーとして、大和証券株式会社、HSBC証券会社東京支店及びみずほ証券株式会社、債券の管理者として株式会社みずほ銀行が参画しています。
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本件は、JBICの「サムライ債発行支援ファシリティ(Guarantee and Acquisition toward Tokyo market Enhancement (GATE)」*2に基づき保証を行うものです。今回、JBICの保証による信用補完を通じてマレーシア政府の東京市場でのサムライ債発行を支援することは、日本の投資家に幅広い投資機会を提供し、我が国資本市場の競争力の維持・向上に貢献するもので、マレーシア政府にとっても資金調達先の多様化に繋がるものです。
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日本及びマレーシアは、約1,400社の日系企業が進出するなど密接な経済関係を有しており、マハティール首相のもとで再活性化された東方政策の下、今後両国間の更なる連携が期待されています。本件は、2018年11月の日・マレーシア首脳会談において、マレーシア政府に対する日本政府による協力の一つとして掲げられているものであり、両国間の協力関係の深化に繋がることが期待されます。
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JBICは、今後もGATEを活用し、東京市場での諸外国の政府及び政府機関のサムライ債の発行を支援していくとともに、日本と関係国との経済関係の一層の深化・発展に貢献していきます。
注釈
- *1
- *2
2010年4月15日付プレスリリースをご参照ください。