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シンガポール共和国法人AGP International Holdings Pte. Ltd.に対する出資
海外展開支援出資ファシリティの一環として、日本企業の海外事業展開を出資により支援

  • 地域: アジア
  • インフラ
  • 出資
2019年7月22日
  1. 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、20日、「海外展開支援出資ファシリティ」*1の一環として、大阪ガス株式会社(以下「大阪ガス」)*2と共同でシンガポール共和国法人AGP International Holdings Pte. Ltd. (以下「AGP」)に出資するための株主間契約を締結しました。
      
  2. AGPは、1900年創立のエンジニアリング事業会社として、石油化学プラント、鉱業分野、電力分野、LNG分野等のモジュール製作事業をグローバルに展開してきました。また、2015年より、インドを中心とした中・小型のLNG受入基地事業や、同国における都市ガス事業に出資参画し、LNG中・下流関連事業を新たに展開しています。
      
  3. 大阪ガスは、収益基盤の強化のため、連結経常利益に占める海外事業と国内事業の比率を、2017年度の1:20から、2030年度までに1:2まで高めることを掲げています。こうした中、大阪ガスは、AGPへの出資を通じて、新規LNG受入基地事業及び都市ガス事業へ参画するとともに、国内で培った両事業のノウハウを活かしてAGPとの協業を促進させることで、今後のさらなる海外事業拡大の足掛かりとすることを企図しています。JBICによる出資は、こうした大阪ガスの海外事業展開を支援するものであり、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
      
  4. また、「エネルギー基本計画」(2018年7月閣議決定)を始めとする日本政府の政策において、アジアのLNG市場の拡大は、日本のエネルギー産業の海外における事業基盤の拡大とともに、日本のLNGの安定確保にも資するものとされています。本件における増資資金は、AGPが今後展開していくLNG中・下流関連事業に供されるものであり、JBICが政策金融機関としてこうした取り組みを支援することは、日本の政策にも合致するものです。
     
  5. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、出資機能を含む多様な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業の海外事業展開を支援していきます。
      

     
注釈
  1. *1 
    2013年2月26日付お知らせをご参照下さい。
  2. *2 
    大阪ガスは、同社子会社を通じて投資を行います。

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