- 地域: ヨーロッパ
- その他
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、19日、国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会の機会を捉えて、欧州復興開発銀行(European Bank for Reconstruction and Development、以下「EBRD」、総裁:Suma Chakrabarti)との間で、地球環境保全及びイノベーション促進を含む両機関の協力強化に向けた覚書を締結しました。
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JBICは、2018年7月に創設した「質高インフラ環境成長ファシリティ」(QI-ESG)*1 等に基づき、環境分野への取り組みを強化しています。EBRDも、環境分野に関連した投融資であるGreen Investmentを2020年に承諾額の40%にすることを目標とし、中東欧、中央アジア及び北アフリカ地域等における環境関連の融資及び技術協力に関し、数多くの実績を有しています。今般、本覚書の締結により、こうした地域での地球環境保全に向けた協調融資等の追求を一層強化していきます。
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さらに、JBICは2018年6月に公表した第3期中期経営計画において、日本企業の海外からのイノベーション取り込みや、イノベーションを活用した新規事業創出・海外展開等を支援することを掲げています。EBRDもこうした分野における出融資を活発に行っていく方針であるところ、今後、世界的に注目の高まるイノベーション促進の分野において、両機関のファイナンス面等での連携が期待されます。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした国際金融機関とも緊密に連携し、日本企業の事業機会創出及びビジネス促進を金融面から支援していきます。
注釈
- *1
2018年6月28日付お知らせをご参照下さい。