- 地域: 北米
- 環境
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、本日、カリフォルニア州政府との間で、地球環境保全を中心とした広範な分野における日本企業のビジネス促進に向けた連携の強化を目的とする覚書を締結しました。
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本覚書は、日本及びカリフォルニア州の経済発展、持続可能性及び強靱性の向上のため、地球環境保全、クリーンモビリティ、水素・再生可能エネルギー・蓄電等クリーンエネルギーを含む幅広い分野で、日本企業の直接投資等を通じたビジネスを一層促進すべく、カリフォルニア州との定期的な対話を通じた関係強化を図るものです。
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カリフォルニア州は、「2050年迄に温室効果ガス排出量を1990年比で80%削減する」といった、全世界的に最先端な環境政策を他国に先駆けて掲げており、環境分野での民間企業のビジネスに対し積極的に優遇措置を適用しています。日本企業も多数進出しており、JBICもこれまで同州において、水素ステーション整備*1、IT先端企業向け投資*2、及び廃棄物発電を含む再生可能エネルギー*3等、日本企業が手掛ける様々なプロジェクトを支援しています。同州の環境ビジネスへの支援制度、広大な市場及びハイテク・IT・イノベーションのノウハウ獲得・蓄積等の観点からも、引き続き日本企業の積極的なビジネス展開が見込まれます。本覚書を締結することにより、JBICがカリフォルニア州政府との間で、地球環境保全に資する幅広い事業領域で同州と環境政策等につき対話を実施し、協力関係を強化することは、カリフォルニア州でのビジネス展開を目指す幅広い日本企業の活動を一層促進することが期待されます。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、日本企業によるカリフォルニア州に関係する各種プロジェクト等への参画を支援することにより、日本の産業の国際競争力の維持・向上を金融面から支援すると共に、日本とカリフォルニア州との経済関係の一層の深化・発展に貢献していきます。
注釈
- *1
2020年6月17日付プレスリリースをご参照ください。
- *2
2018年3月22日付プレスリリースをご参照ください。
- *3
2017年3月24日付プレスリリースをご参照ください。