フィリピン共和国において日本企業が実施する自動車部品の製造・販売事業に対する融資
成長投資ファシリティにより、中堅・中小企業の海外事業展開を支援

• 地域: アジア
• 一般製造業・サービス業
• 中堅・中小企業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：前田 匡史）は、本日、菱南電装株式会社（本社：兵庫県、代表取締役社長：児島 生也、以下「菱南電装」）のフィリピン共和国（以下「フィリピン」）法人RYONAN ELECTRIC PHILIPPINES CORPORATION（以下「REPC」）との間で、融資金額1,400千米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は「成長投資ファシリティ^*1」を活用し、株式会社三菱UFJ銀行との協調融資により実施するものであり、協調融資総額は2,000千米ドルです。
     
2. 本件は、REPCがフィリピンにおいて実施する自動車部品の製造・販売事業に必要な資金を融資するものです。
     
3. 菱南電装は、ワイヤリングハーネスを始めとする自動車部品の製造・販売を行う中小企業です。同社は、主要取引先の海外進出を背景に1995年にREPCを設立、EPSブラシホルダー^*2などの自動車電装部品を製造しています。本融資は、中堅・中小企業による海外事業に必要な資金を供給することで、海外における事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
     
4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、東南アジア等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
     

注釈

1. *1 
   2020年1月31日付お知らせ及び2020年5月1日付お知らせをご参照ください。
2. *2 
   自動車のハンドルを操作する際に使用される電動パワーステアリングの部品の一部。