ブラジル連邦共和国における自動車販売金融事業向け融資
成長投資ファシリティにより、日本の自動車産業の海外事業展開を支援

• 地域: 中南米
• 一般製造業・サービス業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：前田 匡史）は、7日、本田技研工業株式会社（以下「ホンダ」）のブラジル連邦共和国（以下「ブラジル」）法人Banco Honda S.A.（以下「BHB」）との間で、融資金額78百万米ドル（JBIC分）を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、「成長投資ファシリティ^*1」を活用し、民間金融機関との協調融資により実施するものであり、協調融資総額は約130百万米ドルです。
     
2. 本件は、BHBがブラジルにおいて実施するホンダブランドの二輪車及び四輪車を対象とした販売金融事業に必要な資金の一部を融資するものです。
     
3. ブラジルは、二輪車及び四輪車のいずれの販売においても南米最大の市場であり、ホンダをはじめとする日本の自動車メーカーにとって重要な市場です。また、同国では、自動車購入時の販売金融の利用率が高いことから、各メーカーの販売向上には、自動車販売金融が不可欠なツールとなっています。本件は、日本の自動車メーカーの海外における販売金融事業を支援するものであり、日本の自動車産業の国際競争力の維持及び向上に寄与するものです。
     
4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
     

注釈

1. *1 
   2020年1月31日付お知らせ及び2020年5月1日付お知らせをご参照ください。