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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、本日、株式会社三菱UFJ銀行(以下「MUFG」)との間で、株式会社マクニカ(以下「マクニカ」)が台湾法人Answer Technology Co., Ltd. (以下「ANStek」)の株式を取得するために必要な資金の一部を融資対象とする貸付契約を締結しました。
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本融資は、JBICがMUFGとの間で締結済みのM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、「成長投資ファシリティ*1」を活用し、同行を通じて行うものです(買収総額約1,345百万台湾ドルに対し、JBIC融資承諾額15百万米ドル限度)。
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マクニカは、中国、台湾、シンガポールを始めとしたアジア地域を中心に、半導体・集積回路等の電子部品の輸出入、販売、開発及び加工等を行っています。本買収により、マクニカは、台湾等において、先端的な半導体の販売、開発及び加工等を行っているANStekを獲得することで、アジア地域での事業拡大を一段と加速させることに加え、CASE*2等の次世代産業の実現に不可欠な半導体についての技術・ノウハウを獲得することが可能となります。
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本融資は、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を民間金融機関と連携して機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aへの支援を行っていきます。
注釈
- *1
- *2