オリックス株式会社による米国法人Hunt Real Estate Capital, LLCの買収資金を融資
成長投資ファシリティにより、日本企業の海外M&Aを支援

• 地域: 北米
• その他
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：前田 匡史）は、本日、オリックス株式会社（以下「オリックス」）との間で、同社の米国現地法人ORIX Corporation USA（以下「OCU」）による米国法人Hunt Real Estate Capital, LLC^*1（以下「Hunt」）の買収に要した資金を対象とする貸付契約を締結しました。本融資は、「成長投資ファシリティ^*2」を活用し、株式会社みずほ銀行及び株式会社三井住友銀行との協調融資により実施するものです。
     
2. オリックスは、OCUを米州における戦略的事業拠点と位置づけ、OCUを通じ、有価証券投資、不動産・インフラ向けファイナンス、プライベート・エクイティ投資、アセットマネジメント（資産運用・管理）事業等、多角的な金融サービスを展開しています。OCUは、主に集合住宅向け不動産担保ローン組成やサービシング事業^*3を行うHuntを買収したことにより、住宅金融事業の収益性の向上とさらなる事業拡大を推進しています。
     
3. 本融資は、オリックスのこうした海外事業展開を支援するものであり、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
     
4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
     

注釈

1. *1 
   OCUは、2020年1月にHuntの発行済み株式のすべてを取得、2020年4月1日付でHuntはORIX Real Estate Capital Holdings, LLCに合併しました。
2. *2 
   2020年1月31日付お知らせ及び2020年5月1日付お知らせをご参照ください。
3. *3 
   主にマルチファミリー（集合住宅）を対象とした開発事業者向けにローンを提供し、当該ローン債権を政府系住宅関連機関に譲渡のうえ、組成された不動産ローン担保証券の管理回収を行う事業です。