- 地域: アジア
- 一般機械・設備
- 輸出金融
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、24日、モンゴル国(以下「モンゴル」)政府との間で、2013年6月に設定した輸出クレジットライン*1(以下「本クレジットライン」)の下で、融資金額約6億円(JBIC分)を限度とする個別貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱UFJ銀行(幹事行)との協調融資によるものであり、協調融資総額は約13億円です。民間金融機関の融資部分に対しては、株式会社日本貿易保険(NEXI)による保険が付保されます。
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本融資は、モンゴル法人Erdenes Mongol LLCが、住友商事株式会社より株式会社小松製作所製建設機械及び役務を購入するために必要な資金を、モンゴル財務省経由で融資するものです。
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日本及びモンゴル両国政府間では、2016年6月に発効した「日・モンゴル経済連携協定(EPA)」に基づく協議が継続的に行われており、貿易の促進を含む互恵的な経済連携の一層の深化が期待されています。また2017年3月に両国政府間で署名された「戦略的パートナーシップのための日本・モンゴル中期行動計画*2」では、本クレジットラインの適切な活用が謳われています。本融資はこうした両国の施策に合致するものであり、また、日本からの輸出促進を通じてモンゴル経済の発展及び日本の産業の国際競争力の維持・向上にも貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、モンゴルをはじめとする諸外国において、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、日本企業による機械設備等の輸出や海外事業展開を金融面から支援していきます。

注釈
- *1
2013年6月6日付プレスリリースをご参照ください。
- *2