スイス連邦において日本企業が実施する理化学用ガラス製品・装置事業に対する融資
中堅・中小企業の海外事業展開を支援

• 地域: ヨーロッパ
• 一般製造業・サービス業
• 中堅・中小企業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：前田 匡史）は、本日、株式会社旭製作所（本社：熊本県、代表取締役社長：池田 靖之、以下「旭製作所」）のスイス連邦（以下「スイス」）法人GlasKeller Basel AG（以下「GKB」）との間で、融資金額900千米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社みずほ銀行との協調融資により実施するもので、協調融資総額は1,800千米ドル相当です。
     
2. 本件は、GKBが理化学用ガラス製品・装置の製造・販売を行うために必要な資金を融資するものです。なお、JBICは2020年3月^*1に旭製作所、2021年4月^*2に同社米国法人との間で貸付契約をそれぞれ締結しており、本件はこうした融資に続くものです。
     
3. 1950年に創業した旭製作所は、企業・教育機関の研究開発等で使用する理化学用ガラス製品・装置^*3の製造・販売を手掛ける中小企業です。同社は、市場規模の大きい欧州における事業拡大を企図し、2014年にスイスにてGKBを買収し、欧州における生産の維持・拡大を図っています。本融資は、こうした旭製作所の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
     
4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携し、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
     

注釈

1. *1 
   2020年3月31日付プレスリリースをご参照ください。
2. *2 
   2021年4月28日付プレスリリースをご参照ください。
3. *3 
   反応装置や各種蒸留装置など。