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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、7日、サウジアラビア王国(以下「サウジアラビア」)電力会社(Saudi Electricity Company、以下「SEC」)との間で、総額500百万米ドル(うちJBIC融資分250百万米ドル)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱UFJ銀行、株式会社横浜銀行、株式会社常陽銀行、株式会社南都銀行、株式会社西日本シティ銀行、株式会社八十二銀行及び株式会社山陰合同銀行との協調融資により実施するものです。またJBICは、民間金融機関の融資部分の一部に対し、保証を提供します。
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本融資は、地球環境保全業務(通称「GREEN」)*1の一環として、サウジアラビアにおける環境負荷低減に資する送配電分野のプロジェクト(再生可能エネルギー(以下「再エネ」)を送配電網に接続するための送変電設備の新設事業及びスマートメータ導入事業)に必要な資金をSECに対して融資するものです。
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サウジアラビア政府は、国家成長戦略である「サウジ・ビジョン2030」に基づき、産業多角化といった経済改革を進めており、その一環として、再エネの拡大、エネルギー効率化等に資するプロジェクトを推進しています。SECは、サウジアラビア国内の発電・送電・配電を一貫して担う垂直統合型の電力会社として、政府が進める再エネ推進策の下、再エネ電源を需要家に安定して供給するための送配電網の増強に取り組んでいます。JBICは本件を通じて、サウジアラビア政府及びSECが進める地球環境保全に貢献する取り組みを支援します。
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JBICとSECは、2020年12月に電力セクターにおける戦略的協力の強化を目的とした業務協力協定を締結しており*2、本件は、その具体的な成果の一つとなります。同業務協力協定の下、JBICは、SECが抱える電力セクターの課題に対して、日本企業の投資及び製品・技術導入による解決策を提示していくことで、サウジアラビアにおけるエネルギー転換及び持続的な環境・社会の促進に向けて協力していきます。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、地球環境保全に向けた取り組みを金融面から支援していきます。
注釈
- *1
2018年7月2日付お知らせをご参照ください。
- *2
2020年12月17日付プレスリリースをご参照ください。