韓国において日本企業が実施する海苔の加工・販売事業に対する融資
中堅・中小企業の海外事業展開を支援

• 地域: アジア
• 一般製造業・サービス業
• 中堅・中小企業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：林 信光）は、本日、株式会社ヤマコ（本社：愛知県、代表取締役：白羽 清正、以下「ヤマコ」）の大韓民国（以下「韓国」）法人KOASA GLOBAL CORPORATION（以下「KGC」）との間で、融資金額70百万円 (JBIC分)の貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社みずほ銀行との協調融資により実施するものであり、協調融資総額は100百万円です。
     
2. 本件は、KGCが韓国において実施する海苔の加工・販売事業に必要な資金を融資するものであり、工場建設及び設備導入に充てられます。ヤマコの海外グループ会社向けの融資としては、2015年2月^*1に続くものです。
     
3. ヤマコは、1974年に設立した海苔の火入乾燥と冷凍保管技術に強みを持つ海苔加工業者であり、海苔の保管・加工取扱高では国内トップシェアを誇る中堅企業です。ヤマコは、日本国内の海苔生産枚数の減少を背景に、2020年に韓国にKGCを設立し、海苔加工工場の建設を予定しています。KGCは、養殖・一次加工された干し海苔に、焼き・味付け工程等の二次加工を行い、日本国内のコンビニや回転寿司店等へ、焼海苔、味付け海苔を供給する予定です。本融資は、こうしたヤマコの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
     
4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
     

注釈

1. *1 
   2015年2月27日付けプレスリリースをご参照ください。