中華人民共和国において日本企業が実施する海苔の冷蔵・加工・販売事業に対する融資
海外展開支援融資ファシリティの一環として、中堅・中小企業の海外事業展開を支援

• 地域: アジア
• 一般製造業・サービス業
• 中堅・中小企業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：渡辺　博史）は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」^*1の一環として、株式会社ヤマコ（本社：愛知県、代表取締役社長：水野　良彦、以下「ヤマコ」）との間で、融資金額200百万円(JBIC分)の貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社みずほ銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は300百万円です。
    
2. 本件は、ヤマコの子会社である中華人民共和国（以下「中国」）法人連雲港雅瑪珂紫菜有限公司（以下「連雲港ヤマコ」）が行う、海苔の冷蔵・加工・販売事業に必要な資金を融資するものであり、工場設備の増設に充てられるものです。
    
3. ヤマコは、1974年に設立した海苔の火入乾燥と冷凍保管技術に強みを持つ海苔問屋であり、海苔の保管・加工取扱高では国内トップシェアを誇る中堅企業です。ヤマコは、経済成長に伴う内需の拡大により海苔等の嗜好品需要が高まりを見せる中国において、1995年に連雲港ヤマコを設立しており、海苔の安定生産・供給に向けて事業体制を強化することで、更なる市場シェア拡大を企図しています。本融資は、こうしたヤマコの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
    
4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、中国等の成長市場において、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。

注釈

1. *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。