- 地域: アジア
- インフラ
- 環境
- 事業開発等金融
-
株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、26日、インド国営火力発電公社NTPC Limited(以下「NTPC」)との間で、融資総額150億円(うちJBIC融資分90億円)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三井住友銀行及び株式会社横浜銀行との協調融資により実施するものです。また、JBICは、民間金融機関の融資部分に対し、保証を提供します。
-
インド政府は、2021年8月の独立記念日に2047年までの「エネルギーの自立」を宣言し、パリ協定に基づく気候変動対策計画である「Nationally Determined Contributions(NDC)」において2030年までに必要電力の50%を非化石燃料由来とする目標を掲げるとともに、NDCに基づくロードマップとなる「National Electricity Plan 2022-32」において深刻化する大気汚染対策として既存発電所への環境装置設置を義務付ける等、環境対策の導入を強化しています。
-
NTPCは、インド最大の国営発電公社として、同国政府が進める気候変動対策や環境改善事業に大きな影響力を有しています。JBICは本件を通じて、インド政府及びNTPCが進める地球環境保全に貢献する取り組みを支援します。
-
JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、地球環境保全に向けた取り組みを金融面から支援していきます。
注釈
- *1
2018年7月2日付お知らせをご参照ください。
- *2
同社向け融資としては、2020年10月に続くものです。