- 地域: 中東
- 環境
- 事業開発等金融
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本クレジットラインは、ADNOC及びその子会社がUAE又は第三国で実施する脱炭素・エネルギートランジション関連事業の実施に必要な資金を融資するためのものです。
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ADNOCはアブダビ政府が100%出資する国営エネルギー会社であり、2045年のネットゼロ達成を掲げ、再生可能エネルギーや水素・アンモニアの導入、二酸化炭素回収・貯留(CCS)*3等の推進により、その事業の脱炭素化に取り組むUAEを代表する機関です。
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アブダビは、過去40年以上にわたり日本への安定的な原油輸入先であり、日本の資源戦略上極めて重要な首長国です。また、アブダビは、再生可能エネルギー源及び二酸化炭素回収・貯留(CCS)に適した地下構造を多く有するなど、脱炭素・エネルギートランジション分野においても高い潜在性を有しています。本クレジットラインは、脱炭素社会の実現に向けたADNOC等の取り組みの支援とともに、日本企業とADNOC等との間の協業機会の創出を目指すものであり、両国が目指す脱炭素社会の実現に寄与することが期待されます。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、地球環境保全等の持続可能な発展に向けた取り組みを金融面から支援していきます。
注釈
- *1
2018年7月2日付お知らせをご参照ください。
- *2
JBICは、ADNOCとの間で地球環境保全業務の下での融資実現に向け協議を進めることに関する覚書(Heads of Agreement)を締結しています。詳細は2024年1月23日付プレスリリースをご参照ください。
- *3
CCS(Carbon dioxide Capture and Storage)は、温室効果ガスとなる二酸化炭素を分離・回収し、深海や地中に貯留する技術です。