- 地域: アジア
- 環境
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、15日、アゼルバイジャン共和国で開催されている国連気候変動枠組条約第29回締約国会議(COP29)の機会を捉えて、同国国営石油公社State Oil Company of Azerbaijan Republic(以下「SOCAR」)との間で、地球環境保全業務(通称「GREEN」)*1の下での融資実現に向け協議を進めることに関する覚書(Heads of Agreement)を締結しました。
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SOCARは、2035年までの事業戦略上の重点分野の1つとして、再生可能エネルギー開発を含む事業の低炭素化への取り組みを通じた持続可能な社会の実現への貢献を掲げています。本覚書は、2023年5月に締結した業務協力協定*2に続き、SOCARが実施する脱炭素関連事業等の支援を目的とし、JBICのGREENの下でのクレジットラインをSOCARに設定するために、双方が合意形成を目指すことを確認するものです。
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今般、本覚書のもとで実現を目指すクレジットラインは、脱炭素社会の実現に向けたSOCARの取り組みを支援し、日本企業とSOCARとの間の協業機会の創出を目指すものであり、両国が目指す脱炭素社会の実現に寄与することが期待されます。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、脱炭素分野における重要なパートナーとの協力関係の強化等を通じて、地球環境保全等の持続可能な発展に向けた取り組みを金融面から支援していきます。
注釈
- *1
2018年7月2日付お知らせをご参照ください。
- *2
2023年5月17日付プレスリリースをご参照ください。