メタジェンセラピューティクス株式会社に対する出資
腸内細菌研究に基づいた医療サービスおよび創薬事業を行う日本発スタートアップ向け出資

• 地域: 北米
• 一般製造業・サービス業
• 出資

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：林 信光）は、今般、日本発スタートアップ企業であるメタジェンセラピューティクス株式会社（代表取締役社長CEO：中原 拓、以下「MGTx」）に対して出資を実行しました。本出資は、「特別業務」^*1として実施するものであり、スタートアップ投資戦略^*2に基づくスタートアップ企業向け出資の案件です。
     
2. MGTxは2020年の創業以来、腸内細菌の研究に基づいた医療技術および医薬品の研究・開発を行っています。同社は、腸内細菌叢移植の社会実装を目的とした医療サービスの提供や、腸内細菌を活用した医薬品の開発を通じて、日本および米国等海外の潰瘍性大腸炎・がん・パーキンソン病など、さまざまな疾患に対する新たな治療法の提供に貢献することを目指しています。
     
3. 本出資は、日本発スタートアップ企業であるMGTxのグローバル展開を金融面から支援することで、日本の産業の国際競争力の向上に貢献するものです。また、日本政府は、2022年11月に閣議決定された「スタートアップ育成5か年計画」において、グローバル市場に果敢に挑戦するスタートアップを生み出すこと等を掲げており、本出資は、こうした日本政府の施策にも沿うものです。
     
4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、スタートアップ投資戦略に基づく投資活動や投資先の支援を通じて、日本発スタートアップ企業の海外展開および海外スタートアップ企業と日本企業の協業等を支援し、日本のスタートアップ・エコシステムの育成に資することを目指します。
     

注釈

1. *1 
   特別業務の開始については、2016年10月3日付お知らせをご参照ください。
2. *2 
   2024年10月4日付お知らせをご参照ください。