- 地域: 中南米
- インフラ
- 環境
- 一般機械・設備
- 事業開発等金融
-
株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、11日、ブラジル連邦共和国(以下「ブラジル」)の国営石油会社(Petróleo Brasileiro S.A.、以下「ペトロブラス」)との間で、2025年11月に設定したクレジットライン*1の下、融資金額約218百万米ドル(JBIC融資分)を限度とする個別貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱UFJ銀行およびシティバンク、エヌ・エイ東京支店との協調融資により実施するもので、協調融資総額は約364百万米ドルです。また、JBICは、民間金融機関の融資に対し、保証を提供します。
-
本件は、地球環境保全業務(通称「GREEN」)*2の一環として、ペトロブラスがブラジルで実施する、既設製油所向け脱硫関連装置追設事業に必要な資金を融資するものです。
-
ペトロブラスは、低コストかつ低炭素で事業を運営する世界最大級の石油・天然ガス生産者であり、ブラジル政府が過半数の議決権株式を保有する国営石油会社です。同社は、2050年までに持続可能性およびエネルギー転換に重点を置く企業として認知されることを目指すとともに、従来の石油・天然ガス事業に加え、低炭素分野への取り組みを強化することで、多角的かつ統合されたエネルギー企業への進化を目標に掲げています。こうした方針の下、同社は既存精製事業等の設備高度化および環境負荷低減を主要施策の一つとして位置づけ、大気汚染物質排出量の削減等を通じた低炭素化を推進しています。
-
JBICは、2024年6月に公表した第5期中期経営計画において、カーボンニュートラルと経済発展の統合的実現への貢献を取組目標に掲げています。また、2021年10月にESGポリシーを公表し、2030年までの自らの温室効果ガス(GHG)排出量ネットゼロの達成、2050年までの投融資ポートフォリオのGHG排出量ネットゼロの達成を追求し、新興国・途上国における脱炭素社会の実現に向けたエネルギートランジションを加速させ、世界全体でのカーボンニュートラル実現に貢献できるよう取り組んでいます。本融資は、こうしたJBICの中期経営計画やESGポリシーに沿った取り組みです。
-
本融資は、地球環境保全に向けたペトロブラスの取り組みに加え、環境分野におけるペトロブラスと日本企業との連携強化を支援するものであり、日本企業が有する環境技術の海外展開を後押しすることが期待されます。
-
JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした海外の政府や政府機関とも緊密に連携し、日本企業の事業機会創出・ビジネス促進を金融面から支援するとともに、世界的な気候変動対策や社会課題の解決に取り組んでいきます。
注釈
- *1
2025年11月17日付プレスリリースをご参照ください。
- *2
2018年7月2日付お知らせをご参照ください。





