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エクイティファイナンス部門

事業環境と重点課題

海外M&Aと技術革新

JBICは、これまで「日本経済再生に向けた緊急経済対策」(2013年1月11日閣議決定)を踏まえ、2013年2月に創設された「海外展開支援出資ファシリティ」の下、JBICの出資機能を活用したリスクマネー供給を通じ、日本企業の海外における経済活動のさらなる拡大やグローバル経済の成長力の取り込みに向けた取り組みを支援してきました。本ファシリティにおける実績は、2018年6月末時点で約2,179億円となりました。

少子高齢化や労働人口減といった構造的な課題を抱える日本において、新興国を中心に急速に伸長する世界の市場の取り込みを図ることの重要性は益々増しています。熾烈な海外市場の獲得競争にさらされる中、日本企業がスピード感を持った成長を実現していくうえで、海外M&Aは重要な選択肢の一つとして定着しており、2017年の日本企業の海外M&A件数(In-Out)は、過去最多件数(672件)を更新するなど、ますます活発化しています。

また、昨今の海外M&Aの特徴としては、国内の少子高齢化等を背景とした海外市場の獲得・需要取り込みを目的としたものに加え、オープン・イノベーションを成長戦略の柱に位置付け、新たな技術・ノウハウの獲得の観点から海外M&Aに活路を見出さんとする動きが顕著になってきた点が挙げられます。IoT、AI等の技術革新に代表されるように、日本の産業界は、第4次産業革命と呼ばれる大きな構造転換の過渡期にあります。日本政府の施策である「未来投資戦略2018」(2018年6月15日閣議決定)においても、既存の組織や産業の枠を越えて、技術と人材、データと現場の新たなマッチング等を通じたオープン・イノベーション、社会変革を飛躍的に進めることが今後の日本の成長において不可欠であるとされています。海外市場においては、米国や中国などのプラットフォーマーと呼ばれる企業の台頭にも見られるような既存産業の垣根を超えた競争、革新的な技術に係る市場獲得競争がより一層激しくなることが見込まれ、日本の産業界においてもイノベーション促進に向けた戦略的な取り組みが喫緊の課題となっています。

JBICとしても、このような外部環境の変化を適切に踏まえながら、リスクマネー供給を通じて、日本企業の海外事業展開を支援していきます。

 

JBICの取り組み

JBICの出資機能の強化

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2017年度は、JBICの機能強化の一環として、(株)経営共創基盤(IGPI)と共同で、海外向け投資ファンドに対する投資助言を行うJBIC IGを設立しました。JBIC IG は、日本の政策金融機関として国際金融市場で業務を行うJBICと、長期的・持続的な企業価値・事業価値の向上を目的としたハンズオン型成長支援および投資事業に実績を有するIGPIが、各々の強みを活かしながら海外向けの投資ファンド事業を行う点に特徴があります。

JBICとJBIC IGは、2017年9月にロシアで開催された東方経済フォーラムにおいて、ロシアのソブリン・ウェルス・ファンドであるロシア直接投資基金*1(Russian Direct Investment Fund : RDIF)との間で共同投資枠組み(総額10億米ドル)を創設しました。本共同投資枠組みは、JBIC IGとRDIFにより管理・運営されるRussia-Japan Investment FundがRDIFと共同で日露の経済協力に資するロシア企業やプロジェクトに投資を行うものであり、遠隔医療会社のロシア法人Doctis社の株式を始め、本ファンドを活用した投資をすでに実施しています。

日本企業によるオープン・イノベーションの推進・海外の技術獲得に向けた支援

JBICは、2018年3月に、米国シリコンバレー等の企業を投資対象とするファンドであるGeodesic Capital Fund I-S, L.P.向け出資を行いました。日本企業は、オープン・イノベーションによる外部リソースの活用と自社が強みを持つ技術・経験を組み合わせて新たな付加価値創造を行うことにより、第4次産業革命に対応しようとしています。本ファンドは、日本企業を戦略投資家として、米国シリコンバレー等の企業向け投資を行うほか、投資家である日本企業と現地企業との事業提携機会や日本企業による現地企業への投資機会獲得を促進する戦略支援サービスを提供するものであり、本出資により、日本企業のオープン・イノベーションの促進が期待されます。

また、日本企業による海外企業のM&Aを支援した案件として、ドイツ法人H.C. Starck Tantalum and Niobium GmbH(HCS TaNb社)買収案件が挙げられます。これは、JX金属(株)がドイツ法人JX Metals Deutschland GmbHを通じ、ドイツ法人H.C. Starck GmbHより、その子会社であるHCS TaNb社の全株式を取得するにあたり、JBICが出資により支援したものです。HCS TaNb社は、日本のエレクトロニクス産業等において広く活用されているレアメタルであるタンタル・ニオブの製品(高純度金属粉)開発、製造および販売事業を展開する世界有数の企業であり、高い技術力およびマーケティング力を背景とした優れた製品群を有しています。本件は、JX金属が企図するHCS TaNb社の経営資源の活用によるシナジーの実現および収益基盤の強化に、JBICが出資機能を活用して支援したものです。

今後に向けて

日本の産業界においては、既存産業の垣根を越えた生産性向上のための取り組み、先端技術の獲得・イノベーションの追求等が喫緊の課題となっているほか、増大する事業リスクへの対処を適切に図りつつも、海外市場の成長を積極的に取り込んでいくための動きも継続・深化しています。JBICの第3期中期経営計画(2018~2020年度)では、このような国内外の情勢を的確に捉え、産業界の成長分野・新領域での取り組み等に呼応した支援を実現していくことを目指しています。JBICは今後も、日本の公的金融機関として、出資機能を含む多様な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能を通じて、日本企業の海外事業展開を支援していきます。なかでもエクイティファイナンス部門は、海外M&A支援等を通じ、日本企業によるオープン・イノベーションの推進、新規事業領域の創出等の取り組みをJBIC IG も含めたJBICグループ全体として積極的に支援していきます。

株式会社JBIC IG Partners(JBIC IG)の設立

JBIC IGは、JBICとIGPIが2017年6月に設立した投資アドバイザリー会社です。日本の政策金融機関であるJBICの国際金融に関する知見と、IGPIの長期的・持続的な企業価値・事業価値の向上を目的としたハンズオン型成長支援および投資事業に関する知見を組み合わせ、海外における事業機会を開拓し、規律ある投資を通じて、我が国産業と投資家に長期的・持続的な価値を提供することを目的とした会社です。

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JBIC IGのビジネスモデル

JBIC IGは、海外のパートナーと連携し、組成するファンドに対し投資助言を行うことを通じ、海外企業に出資を行っています。日本企業との共同投資や、日本企業と海外企業の橋渡し的な役割を企図しています。

第1号ファンドとして、ロシアのRDIFとの間でRJIFを創設しました。今後も、新たなファンドの組成を通じ、日本産業界に付加価値を提供していきます。

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注釈
  1. *1 ロシア国内産業の育成、投資の活性化等を目的として、2011年に設立された投資基金。JSC Management Company of Russian Direct Investment Fundが管理・運営を担う。
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