- 地域: アジア
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2014年5月26日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、今般、中華人民共和国(以下「中国」)における省エネ・環境保護分野を投資対象とするファンド(中日節能環保創業投資有限公司、以下「本ファンド」)及び本ファンドの管理・運営等を担う中日節能環保創業投資管理有限公司(以下「本管理会社」)に関する最大158,600千中国人民元(JBIC分:約27億円相当)の出資契約書を締結しました*1。本ファンド及び本管理会社(以下「本ファンド等」)は、本行の他、株式会社みずほ銀行、日揮株式会社、月島機械株式会社、中国輸出入銀行、その他中国側出資者により組成される予定で、本ファンド等の規模は最大1,000,000千中国人民元となる予定です*2。
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中国における省エネ・環境保護分野は、中国政府の最優先の政策課題の一つであり、第12次5ヵ年計画(2011年~2015年)においても重点的に育成していくべき産業分野の一つとして位置づけられています。かかる中、この分野では多くの新興成長企業が興隆しつつあり、今後も関連市場の急速な拡大が見込まれていることから、日本企業にとってもビジネス機会創出の可能性が高い市場と見られています。
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本件は、2011年12月の日中首脳会談の折に調印された日中省エネ環境ファンド設立に係る覚書*3に基づき協議が進められた結果、今般の契約調印に至ったものです。本ファンド等の設立により、省エネ・環境保護分野における日中両国企業の共同プロジェクトの実施等を通じ、日本企業の有する高い環境技術の投資先事業への導入等が促進されることによって、中国でのこの分野における日本企業のビジネス機会の拡大に繋がることが期待されます。
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JBICは、日本の公的金融機関として、今後も出資機能を含む様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、中国市場における日本企業の事業機会創出に貢献することにより、日本の産業の国際競争力の維持・向上を図ると共に日中両国間の緊密な経済関係の一層の深化・発展に貢献していきます。
注釈
- *1 本管理会社の出資契約は2012年7月23日に、本ファンドの出資契約は2013年3月25日に締結済みでしたが、本件に係る諸手続きが完了したことから、本日プレスリリースを発表したものです。
- *2 JBICを含む日本側出資者は、シンガポール共和国に設立された特別目的会社(SPC)を経由して本ファンド等に出資する予定です。
- *3 2011年12月26日付プレスリリースをご参照下さい。