- 地域: アジア
- 航空機・船舶
- 輸出金融
2014年5月30日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、29日、香港を拠点とするTai Chong Cheang Steamship Group(泰昌祥集団、以下「TCCグループ」)の船舶保有子会社であるシンガポール共和国法人2社*1との間で、ばら積み船計2隻の購入資金として融資金額12.0百万米ドル及び約11.8百万米ドル(JBIC分)を限度とする船舶輸出バイヤーズ・クレジットの貸付契約を夫々締結しました。本融資は、BNPパリバ銀行東京支店(幹事行)及び三井住友信託銀行株式会社との協調融資(協調融資総額24.0百万米ドル及び約23.7百万米ドル)であり、民間金融機関融資部分には独立行政法人日本貿易保険(NEXI)による保険が付保されます。
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TCCグループは、香港を拠点とする、ばら積み船やタンカーを中心に保有するアジア屈指の船主です。本融資は、TCCグループが、本邦造船会社である今治造船株式会社により日本国内の造船所で建造される76,500重量トン(DWT)*2のばら積み船計2隻を、輸出者である住友商事株式会社を通じて購入する資金に充てられます。
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本融資は中堅・中小企業を含む関連産業を含め、地域経済において大きな役割を果たしている本邦造船所が建造する船舶の輸出を金融面から支援し、日本の造船業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、一般社団法人日本造船工業会とも連携しつつ、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、本邦造船所建造船舶の輸出を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 シンガポール共和国法人Best Ocean Navigation Pte. Ltd.及び同国法人Nice Ocean Navigation Pte. Ltd.。
- *2 Dead Weight Tonnage(載貨重量トン数)の略で、その船に積み込むことのできる貨物・燃料・食糧・飲料水・乗員及び所持品などの合計重量です。