- 地域: 中南米
- 環境
- 事業開発等金融
- 保証
2014年7月28日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、25日(メキシコ時間)、安倍内閣総理大臣のメキシコ合衆国(以下「メキシコ」)訪問の機会を捉えて、メキシコ外国貿易銀行(Banco Nacional de Comercio Exterior, S.N.C.、以下「BANCOMEXT」)との間で、総額100百万米ドル(うちJBIC融資分50百万米ドル)を限度とするクレジットライン(事業開発等金融に基づく与信枠)(以下「本クレジットライン」)設定に係る貸付契約を締結しました。本件は、株式会社三菱東京UFJ銀行(以下「BTMU」)との協調融資によるものであり、BTMUの融資部分の一部をJBICが保証します。また、本件は7月25日の両国首脳会談後の日本メキシコ共同プレスリリースにおいて言及されています。
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BANCOMEXTは、メキシコの外国貿易促進や外国資本導入を目的とする政府系金融機関であり、JBICとBANCOMEXTはこれまで、日本からメキシコ向けの機器等の輸出や同国における産業投資、輸出振興等に対する融資を通じて約30年にわたり緊密な協力関係を構築しています。
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メキシコ政府は、2009年に温室効果ガスの排出削減計画を発表し、2050年までに排出量を2000年比で50%削減するとの数値目標を掲げる等、気候変動対策を積極的に進めています。こうした中、BANCOMEXTは再生可能エネルギーを中心とした環境関連事業を積極的に支援しており、本クレジットラインはメキシコにおける温室効果ガス排出削減に貢献するとともに、国際的に高く評価される日本の先進的な環境技術が同国に普及する機会を提供することも期待されています。これは、日本政府の掲げる「ACE: Actions for Cool Earth」(攻めの地球温暖化外交戦略)にも合致するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした海外の政府系金融機関などとも連携しつつ、様々な金融手法を活かした案件形成や、リスクテイク機能等を通じ、地球環境保全に向けた取り組みを金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2010年4月1日付お知らせをご参照下さい。
- *2 2011年10月11日付プレスリリースをご参照下さい。