- 地域: アジア
- 一般機械・設備
- 輸出金融
2015年4月1日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、3月31日、インドネシア共和国(以下「インドネシア」)の政府系金融機関であるインドネシア輸出入銀行(Indonesia Eximbank)との間で、融資金額18百万米ドル(JBIC分)を限度とする輸出クレジットライン*1設定のための貸付契約を締結しました。本クレジットラインは、株式会社三菱東京UFJ銀行(幹事行)及び株式会社三井住友銀行との協調融資によるものであり、民間金融機関融資部分には独立行政法人日本貿易保険(NEXI)による保険が付保されます。協調融資総額は30百万米ドルです。
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インドネシアの堅調な経済成長に伴う現地マーケットの今後の成長性などへの期待から、日本企業は有望な事業展開先としてインドネシアに高い関心を寄せています*4。本クレジットラインは、インドネシアへの日本企業の輸出拡大を金融面から支援するものであり、両国間の一層の経済関係強化に寄与することが期待されます。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、インドネシア政府の経済・開発政策の実務を担うインドネシア輸出入銀行と連携しつつ、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業の同国向け輸出ビジネスの拡大を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 輸出クレジットラインは、輸出金融の一形態であり、日本からの設備等の輸出を促進するため、あらかじめ一定金額の融資枠を設けておくものです。
- *2 2009年10月26日付プレスリリースをご参照下さい。
- *3 2012年2月7日付プレスリリースをご参照下さい。
- *4 JBICが2014年11月28日に発表した「2014年度海外直接投資アンケート調査結果(第26回)」において、インドネシアは、中期的(今後3年程度)有望事業展開先国・地域及び長期的(今後10年程度)有望事業展開先国・地域双方で2位となっています。詳しくは2014年11月28日付プレスリリースをご参照下さい。