株式会社豊田自動織機によるシンガポール共和国法人の買収資金を融資
海外展開支援融資ファシリティの一環として、日本企業の海外M&Aを支援

• 地域: アジア
• その他
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：渡辺 博史）は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」^*1 の一環として、株式会社三井住友銀行（以下「SMBC」）との間で、株式会社豊田自動織機（以下「豊田自動織機」）による、台湾法人Tailift Co., Ltd.（以下「タイリフト社」）のフォークリフト事業を分割して設立したシンガポール共和国法人LT Material Handling Holding Pte. Ltd.の買収に必要な資金の一部を融資する貸付契約を締結しました。
    
2. 本件は、JBICがSMBCとの間で締結済のM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、SMBCを通じて融資を行うものです。
    
3. タイリフト社は、新興国市場のニーズに合致したフォークリフトの開発・生産・販売を行っています。豊田自動織機は「2020年ビジョン」において、更なるグローバル事業の拡大を掲げているところ、本買収により、タイリフト社の価格競争力に優れた製品をラインアップに加え、新興国市場への対応力を強化すると共に、グローバルに販路を拡大することを企図しています。
    
4. 本融資は、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を本邦金融機関と連携して機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
    
5. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aへの支援を行っていきます。

注釈

1. *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。