- 地域: アジア
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、25日、「質高インフラ環境成長ファシリティ」(以下「QI-ESG」*1 )の一環として、ベトナム外商銀行(Joint Stock Commercial Bank for Foreign Trade of Vietnam(略称:Vietcombank))との間で、総額200百万米ドル(うちJBIC融資分100百万米ドル)を限度とするクレジットライン(事業開発等金融に基づく与信枠)を設定しました。本件は、株式会社三菱UFJ銀行(幹事行)、株式会社みずほ銀行、株式会社常陽銀行、株式会社西日本シティ銀行との協調融資によるものであり、民間金融機関の融資部分の一部をJBICが保証します。
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本クレジットラインは、地球環境保全業務(通称「GREEN」)*2 の一環として、ベトナム社会主義共和国(以下「ベトナム」)における再生可能エネルギー事業(太陽光発電事業等)に必要な資金をVietcombankを通じて融資するものであり、ベトナム向けで初のGREEN案件となります。
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Vietcombankは、ベトナム政府が約75%を出資する大手国営商業銀行であり、ベトナムにおいて幅広く金融サービスを展開する中、同政府が推進する再生可能エネルギー事業への支援を積極的に拡大しています。JBICとVietcombankは、日本の地域金融機関を通じた中堅・中小企業のベトナムへの進出支援体制の整備に係る覚書を2013年8月に締結しています*3 。環境分野を対象とする本融資は、両銀行の協力関係をより一層強化するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした地場金融機関とも連携しつつ、様々な金融手法を活用した案件形成や、リスクテイク機能等を通じ、地球環境保全に向けた取り組みを金融面から支援していきます。
注釈
- *1
2018年6月28日付お知らせをご参照ください。
- *2
2018年7月2日付お知らせをご参照ください。
- *3
2013年8月30日付プレスリリースをご参照ください。