株式会社名古屋銀行向け人民元建て投資クレジットラインに基づく初の個別契約を締結
中堅・中小企業の中華人民共和国における事業展開を人民元建てクレジットラインを活用して支援

• 地域: アジア
• 一般製造業・サービス業
• 中堅・中小企業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：前田 匡史）は、今般^*1、株式会社名古屋銀行（取締役頭取：藤原 一朗、以下「名古屋銀行」）との間で、融資金額11,790千人民元（JBIC分）の貸付契約を締結しました。本貸付契約は、名古屋銀行と締結済みの日本の中堅・中小企業の海外事業展開支援を企図した人民元建てクレジットライン^*2に基づく初の個別契約です。
     
2. 本クレジットラインの下で契約締結した個別融資は、金田工業株式会社（本社：静岡県、代表取締役社長：加茂 昇、以下「金田工業」）の中華人民共和国（以下「中国」）法人である金田工業（佛山）有限公司（以下「KNT-F」）が実施する自動車操縦装置等の製造・販売事業に必要な資金に充てられます。
     
3. 金田工業は、1949年設立以来、自動車操縦装置等の製造・販売事業を手掛ける中小企業で、2007年にKNT-Fを設立しました。中国では、経済成長等を背景に自動車市場の拡大が見込まれる中、今般、金田工業はKNT-Fを通じた中国での事業拡大を企図しています。本融資は、中堅・中小企業が中国で行う事業に必要な中長期資金を、名古屋銀行を通じて機動的に供給することで、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
     
4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、地域金融機関と連携して、中堅・中小企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
     

注釈

1. *1 
   本貸付契約は4月19日に締結済みですが、本日プレスリリースを行うものです。
2. *2 
   2020年1月23日付プレスリリースをご参照ください。